Doosan Bobcat

導入事例

Bobcat North America、デジタルゲージングの生産性を大幅に改善

PolyWorks|Inspector™ GaugingとPolyWorks|DataLoop™の連携により、計測タスクと工程の質が飛躍的に向上。

Doosan Bobcatはスキッドステアローダーの代名詞的存在で、生産台数は他のブランドすべてを合わせたよりも多く、優れた製品品質と顧客満足度の高さで知られています。トラクター、草刈り機などグラウンドメンテナンスの新製品に加えて、Doosan Material Handling(DIV)の買収を通じてマテリアルハンドリング機器の分野にも参入しており、今後も成長が見込まれる企業です。顧客が抱える機器の深刻な課題に対するソリューションを提供し続けています。

課題

Bobcatの品質におけるビジョンは、高品質の部品を安定的に製造できるプロセスの策定に始まります。問題は既存のソフトウェアの急速な旧式化で、工程の繰り返し性の低さからフラストレーションと遅れが生じていました。そして、プログラミングに制約があるため、適切なデータの取得とアクセス、組織全体への明確な伝達ができませんでした。品質チームは、自分たちの計測と業務改善のタスクがどれほど効果をあげているのか、そもそも意図した相手に伝わっているのか確信を持てません。つまり、適切なデータにアクセスできず、然るべき相手に届いてもいなかったのです。

 

解決策

デジタルトランスフォーメーションにはデータの取得場所、保存およびアクセス手段、必要なユーザーのための表示方法などが関係します。独自のプログラミング言語を学ばなくてもパワフルで正確な3Dデータ計測パフォーマンスを実現できるPolyWorks|Inspector GaugingとPolyWorks|DataLoopの組み合わせは、品質管理における意思決定に大きな進化をもたらします。PolyWorks|Inspector Gaugingは、部品やプロジェクトの計測・編集・修正・レビューを生産現場で直接、オペレーターが快適に使えるフォーマットで実行可能にすると同時に、Bobcat社全体でのデータの効果的な保存と共有を実現しました。PolyWorks®の経験がない計測プログラマーでも短時間でプログラムを作成でき、製品品質に関わる決定をはるかに多く、スピーディかつ効率的にこなすことができます。

 

「デジタルトランスフォーメーションは、データの収集場所、保存方法、アクセス方法、そして最終的な情報の表示方法から始まります。

Josh Mickelson シニア品質エンジニアリングマネージャー

効果・メリット

Bobcatにおけるデジタルトランスフォーメーションの目的は適切なデータを取得し、アクセスし、共有することですが、使いやすさも非常に重要です。PolyWorks|Inspector Gaugingは以前のソフトウェアより格段に使い勝手が良いと、現場の担当者からも好評です。PolyWorks|Inspector Gaugingではデータの取得・共有用の強力なツールボックスに、3D計測のためのガイダンスが追加されました。オペレーターは慣れないツールを使う際、CADモデルや具体的な作業指示、画像などを参照できます。さらに、すべての点群データと計測データは高速データベースを介してアクセス可能で、オペレーターの仕事の成果を組織全体のユーザーが安全に有効活用できるのです。そのため、結果として計測効率だけでなく、コラボレーションや品質関連の意思決定にも、かつて例のない劇的な改善が認められました。