デジタルトランスフォーメーションを通して意思決定者と情報を共有

デジタルトランスフォーメーションを通して意思決定者と情報を共有

 

5/30/23

発表の原文(フランス語):“Grande entrevue – Marc Soucy, PDG d’InnovMetric” 、Jean-Philippe Décarie(LA PRESSE)(ハイパーリンク https://www.lapresse.ca/affaires/2023-05-30/grande-entrevue-marc-soucy-pdg-d-innovmetric/boucler-la-boucle-de-la-transformation-numerique.php
 

Marc Soucy氏(InnovMetric 代表取締役社長兼CEO) 
写真提供:Édouard Plante-Fréchette(LA PRESSE)
 

(カナダ/ケベックシティ)ソフトウェア開発企業InnovMetricは、長年にわたり3D計測における世界的リーダーの一員として高い評価を受けています。InnovMetricの提供するデジタルソリューションは世界の最大手製造企業100社で使用されており、顧客数は全産業分野において20,000社を超えます。代表取締役社長兼CEOを務めるMarc Soucyが、PolyWorks|DataLoop™のイノベーションによって企業がどのようにデジタルトランスフォーメーションの取り組みに着手できるかを語ります。

1994年にカナダ/ケベック州で設立されたInnovMetricは、自動車メーカーのトヨタが大手製造企業として初めて、自社の自動車モデルのさまざまな部品をテストするために3D計測ソリューションを大規模に導入した2000年代初頭に躍進しました。  

Marc Soucyは次のように語っています。「私達は市場とともに成長してきました。3DモデリングソフトウェアPolyWorks®を開発し、この製品が最初にトヨタに採用されたのです。当時トヨタに販売したライセンス数は150でしたが、現在では1000を超えます。トヨタは現在も私達にとって最大のお客様です」 

この3D計測ソフトウェアは、他の自動車メーカーでも急速に導入が進みました。現在、世界中のあらゆる自動車メーカーがPolyWorksプラットフォームを使用して、3D計測による自社部品の寸法検査を行っています。 

「当社のソフトウェアは、試作やエンジニアリングから、製品開発、さらには製造現場まで、あらゆる生産工程で使用されます。3D計測は製品の最終検査に至るまで活用されるのです」とMarcは語ります。 

今日に至るまでInnovMetricは40,000を超えるPolyWorksソフトウェアライセンスを製造企業に販売してきました。これらの企業が製造する製品は多岐にわたり、自動車、航空機、家庭用電化製品、コンピューター、電話機、タービン、風力タービン、電気自動車用電池などがあります。 

「世界の最大手自動車メーカー8社だけでも、使用する当社製品ライセンス数は4,500にものぼります。ボーイング、エアバス、ボンバルディア、エンブラエル、プラット・アンド・ホイットニー、ベル・ヘリコプターといった航空機業界最大手の各社も当社のデジタルツールを使用しています」とMarc Soucyは語ります。 

ケベックシティにあるInnovMetric本社には現在250名が在籍しています。2018年には、メキシコのプエブラに第2のソフトウェア開発センターを構えました。 

 

「当社のメインの研究開発センターはケベックシティにあり、110名のスペシャリストが勤務しています。さらにメキシコでは75名が勤務しています。InnovMetric全社では現在、17か国で550名の社員が在籍しています」 

Marc Soucy 氏

 

InnovMetricでは、最近新たにポーランドにテクニカルサポートセンターを開設しましたが、それに先立ちチェコでもサポートセンターを開設しています。InnovMetricは、重要な製造業の拠点のあるあらゆる場所で、お客様のサポートに努めています。 

「チェコには700社超、ポーランドには400社のお客様がいます。特にさまざまなソフトウェアアップグレードの実施において、お客様の言語でサポートを提供する必要があります。私達は絶えず開発に取り組んでいます」とMarcは話しています。 

あらゆる関係者との情報共有   

この5年間、InnovMetricでは新しいツールであるPolyWorks|DataLoop™の開発を進めてきました。この製品は3D計測プロセスのデジタルトランスフォーメーションの実現に取り組む企業を支援するものです。 

「私達は家電最大手のGE Appliances社からの要望に応えてこの新しいツールを開発しました。多くの製造企業グループ同様、GEAには3D計測用のデバイスが多数ありましたが、各デバイスからの計測データはハードドライブ上で収集された後、USBメモリを使用して共有されていました。 

さまざまな測定機や検査プロセスによって生成された情報に自在にアクセスできるソフトウェアを開発するのに4年かかりました。あらゆる部署や意思決定者がデータにリアルタイムでアクセスできるようになり、データが送られてくるのを待つ必要がなくなることで、企業の生産性を大幅に向上させます」とMarc Soucy。さらに、Excel向けのプラグインを使用すると、ユーザーは検査プロジェクトが格納されたデータベースから直接情報を引き出すことができるため、自社の標準レポート形式で結果を社内全体に簡単に共有できます。 

製造企業では複数のデジタルソリューションを使用する必要がありますが、PolyWorks|DataLoopはこれらのソフトウェアとの相互連携を可能にします。PolyWorks|DataLoopを使用しているある日本企業では、プロセスを改善しながら計測にかかる時間を45%短縮し、スタッフが効率的に働くことができたおかげで、検査のパフォーマンスと品質が向上しました。 

現在まで150社のお客様がこの新しいデジタルツールのライセンスを複数購入しています。GM、ホンダ、ボンバルディア、エンブラエル、フォルクスワーゲンといった企業が、既にこの製品を導入し必要性を確信しており、InnovMetricでは今後この製品に対する製造企業各社からの更なる関心の高まりを予測しています。 

「ちょうど今、GE Appliances社のデジタルサミットでのミーティングから戻ったところなのですが、彼らはPolyWorks|DataLoopのイノベーションに感銘を受けていました。この新しいソフトウェアは今後数年にわたり当社にさらなる成長をもたらしてくれるでしょう」とMarc Soucyは言います。 

一方、3D計測ソフトウェアPolyWorks|Inspector™の需要はさらに拡大しています。これは昨年の新規顧客数が1500社だったことからも明らかです。 

InnovMetricは大手メーカーに対して製品を直接販売する一方で、その顧客基盤にはTier1(ティアワン)やTier2(ティアツー)のサプライヤーも含まれます。このようなサプライヤーの部品は主要メーカーの仕様に適合している必要があります。 

「従業員数50~100人程度の中小企業の多くが当社のツールを使用しています。これは当社製品がお客様の生産性向上に貢献できるからです。たった1本のライセンスが、企業にとって劇的な変化をもたらす可能性があります。 

デジタルトランスフォーメーションが重要だと認識しながらも、多くの企業では依然としてそれを恐れています。あまりにも大きすぎる課題だと感じているのです。すべてを一夜にして変えることはできませんが、その代わりに一歩一歩前進し、新しい技術を徐々に取り込む必要があるのです」とMarc Soucyは経験から語っています。