複数ピースの解析とデータ収集機能を強化
複数ピースのための検査プロジェクト構築とデータ解析のクオリティの向上
PolyWorks|Inspector™では、既に検査済みの複数ピースの結果に対して、データ位置合わせ方法、検査箇所やレポートの追加、変更が一括で行えます。

すべてのピースを適切に処理可能な検査プロジェクトを構築
- 準備した検査プロジェクトでピース測定を開始
- 測定値の算出に問題のあるピースが見つかった際に、算出パラメーターを適切な値に調整
- 1回の操作で、スキャン済みのすべてのピースに変更を適用
- 算出パラメーターの変更を適用したピースの結果を確認し、必要に応じてパラメーターを再調整
過去に製造した部品を解析することで、生産不良を迅速に調査
- 追加の情報を得るために、新たな検査箇所を加える
- 調査のために、新しい管理項目やレポートを作成
- 1回の操作で新たな検査箇所やレポートを選択した複数ピースに適用
- 追加された管理項目の統計値や傾向グラフを解析
幾何公差ツールの最適化と強化
標準規格の改善に対応するため、既存の数学アルゴリズムを最適化し、また革新的な新しいアルゴリズムも開発しました。
-
2点間サイズの計算を高速化
-
残存可動度の最適化の実行時に、より正確で再現性のある結果を算出
-
CZ( 共通公差域)を使用し、はめ合いフィーチャーのパターン評価をすることで、組付けを確実に

ポータブル測定ソリューションのユニバーサル化を拡大
PolyWorks 2020では、ポータブル型測定機向けのワークフローを強化し、新しい測定機との接続機能を追加しました。
測定済みの点や円要素から平面、線や円要素の作成が可能となり、幾何公差算出や作成時のフィット偏差の確認ができます。
Creaformレーザースキャナーで、複数ピースの繰り返し検査が可能となります。
Leica ATS600トラッカーの機能を活用できる、ハイ・パフォーマンス測定が可能となります。
MicroRidge MobileCollectワイヤレスシステムに接続し、ノギスやマイクロメーターなどの手動測定ゲージの測定値を検査プロジェクトに取り込めます。
新しいフィールドチェックとドリフトチェックツールを使用してレーザートラッカーのパフォーマンスを検証し、測定中の部品と測定機の変位を検出することができます。
新しいフィールドチェックとドリフトチェックツールを使用してレーザートラッカーのパフォーマンスを検証し、測定中の部品と測定機の変位を検出することができます。
CNC 3次元測定機の生産性を向上
多くのCNC 3次元測定機ユーザーは、その優れた操作性とパフォーマンスにより、PolyWorks® Metrology Suiteを採用しています。バージョン2020では、さらに機能の強化と拡張を行いました。
-
測定シーケンスを、フライモード(最大50%の高速化)により、プローブおよびレーザースキャン測定でスピーディに実行します。
-
測定シーケンスをオフラインで作成する際、使用する測定機の測定範囲をもとに、範囲を超える測定パスの作成を回避できます。また、異なる測定範囲を持つ測定機への測定シーケンスの移行も支援します。
-
I++ CMMプラグインにより、レーザースキャナー付き HexagonおよびZeiss CNC 3次元測定機との接続を可能にします。

ユーザーエクスペリエンスの向上で検査業務をシンプルに
PolyWorksの操作性の向上は、重要な要素として毎回のリリースで行っています。
ユーザーフレンドリーな新しいコンテキストツールバーと、操作ガイド表示の改善により、機能の操作方法を短時間で習得できます。 カスタマイズしたツールバーとマクロを、社内や取引会社と簡単に共有できます。
カスタマイズしたツールバーとマクロを、社内や取引会社と簡単に共有できます。

PolyWorks|ReportLoop™により、複数ピースの検査プロジェクトを独自のExcelにリンク
PolyWorks|ReportLoop™により、複数ピースの検査結果を企業独自の書式のExcelシートに統合可能で、ゲージR&R検証などを行うExcelにPolyWorksデータをスムーズに転送できます。
PolyWorks|AR™により、作業手順や検査結果を複合現実で表示
PolyWorks|Inspector™では、複合現実デバイスを通して現物上に、作業手順や検査結果をグラフィック表示できます。